奈良県立医科大学医学部看護学科の小論文について
前期日程の試験内容には小論文が課されます。
小論文は、小論文Ⅰ(90分)と小論文Ⅱ(60分)の2題形式の出題となっています。
小論文Ⅰ(90分)はグラフから読み取る問題です。
今回は2017年度の前期入試のⅠの問題を模範解答を提示しながら話を進めます。
なお、模範解答は当塾のオリジナルです♪
問1
(表が2つ与えられていて)医療体制における各国の比較。日本の特徴について100字以内でまとめる。
問1.
資料1から 病床数や MRI、 CTスキャナーの台数は各国中で一番多いことがわかる。他方で、医師数が各国中6番目に少ない。 したがって、日本の特徴は、医療設備は充実しているものの、医師数が十分ではないことである。(99字)
問2
人口指標の国際比較について日本の問題点を50字以内で述べる。
問2.少子高齢化の傾向が著しく、医療や介護などにおいて高齢者をどのように支えていくかという問題がある。(48字)
問3
表1と表2から、日本の医療水準と、今後取り組むべき課題について、あなたの考えを600字以内で述べなさい。
問3.
日本の医療水準は高いと言える。なぜなら、病床数やMRI、 CTスキャナーの台数は先進国中では日本が最も多く、また、平均寿命も最も高いからである。しかし、医師や看護職員の数が他
国に比べると少ない。今後、少子高齢化が進行し、 15~64歳までの働き手となる人口の割合も
各国より低いことを考えると、医師や看護職員不足から、医療水準の低下につながる恐れがある。したがって、私は今後取り組むべき課題は、医師 や看護職員の確保や仕事の効率化であると考える。まず、大学や専門学校等の入試において医療従事者のための地域枠を設け、将来において地域で活躍する医療従事者を確保するべきだと考える。というのも、(以下省略)
日本の医療水準は高いと言える。なぜなら、病床数やMRI、 CTスキャナーの台数は先進国中では日本が最も多く、また、平均寿命も最も高いからである。しかし、医師や看護職員の数が他
国に比べると少ない。今後、少子高齢化が進行し、 15~64歳までの働き手となる人口の割合も
各国より低いことを考えると、医師や看護職員不足から、医療水準の低下につながる恐れがある。したがって、私は今後取り組むべき課題は、医師 や看護職員の確保や仕事の効率化であると考える。まず、大学や専門学校等の入試において医療従事者のための地域枠を設け、将来において地域で活躍する医療従事者を確保するべきだと考える。というのも、(以下省略)
(574字)
共通テストとの配点比率は決して高くはありませんが、ここで大きく取りこぼしてしまうと合格にはたどり着けません。
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