城陽市の進学塾明秀館塾長です。
今日は桃山高校についての記事です。山城通学圏からは専門学科である自然科学科のみが受検できます。
スーパーサイエンススクール(SSH)指定校 15年目
SSHというのは、「国際的に活躍し得る科学技術系人材等の育成」を目的として、文部科学省から指定を受けた高校・中高一貫校に対して与えられる資格のようなものです。これはなんと全国で218校(全体のたった5%しか選ばれない)しか選ばれません。
このSSH指定校では、大学の研究機関と連携した授業が実施されます。1年に何回も大学へ訪問したり、泊りで研究機関での特別授業を受けてりなんてこともあります。同級生の中でチームを作り、半年や1年をかけて研究を進める。最後はプレゼンテーションと論文を作成してりなどもあり、まさに大学でやっていることと同様のことを高校時代に前倒しで経験することができます。
また、SSHに指定された高校には特別な予算が割り当てられます。これにより学校、保護者が費用の負担なくいれることも思い切った研究をするための土壌になります。
18時完全下校(自習室の利用は19時まで)
定時制を併設している関係で、完全下校時間が他の高校よりも早いです。これにより桃山高校生は限られた時間で部活動をすることで時間の使い方が上手になる子が多いように思います。勉強面でのプラスの影響も非常に大きいです。
男女の割合
自然科学科 男子69% 女子31%
年度にもよると思いますが、おおむねこんな感じです。
受験に関するデータ
前期選抜 80名(募集定員に対して100%)
試験内容
独自学力検査 400点
報告書 100点(135点満点を圧縮)
面接 25点
合計 525点
ここまでが桃山高校自然科学科の概要になります。ここから先は塾長の思うままに書き殴ります(笑)。
合格難易度
なんといってもこれが気になりますよね!?京都は公立御三家なんてひとくくりにされてしばし桃山がそこに入っていないことに不満の声が上がります(塾生談)。実際、自然科学科80名の進学実績に関しては京都大学、大阪大学、神戸大学に合わせて20名程度進学する年度もあるので堀川、嵯峨野、西京などと比べて(人数における割合が大事)も肩を並べているといっても良いと個人的には感じています。
高校受験の難易度としては、西京、嵯峨野と同様と思っておいてよいです。城陽市内の中学校なら各中学校から1名進学できるかどうかくらいの難関という認識で思っておいてください。
試験科目・特徴
試験科目は英語・数学・国語・自然科学の4科目。
社会が出題されません。他の難関専門学科の堀川・西京・嵯峨野が5科目試験。
英語の試験にリスニングが出題されない
4科目の配点がすべて均等配点
まとめ
自主自立×文武両道を掲げる桃山高校は、理数の発展的な学習に興味を持ち、部活も勉強も全力で打ち込みたい子には選択肢のひとつに是非入れてほしい高校です。
また、高校を選ぶ際の重要な項目のひとつに通学時間があげられます。桃山高校は近鉄丹波橋駅から徒歩9分(500メートルくらい)と城陽市内からだと他の京都市内の高校に比べて非常にアクセスが良いのも魅力です。