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西京高校 コミュニケーション力検査

城陽市の進学塾明秀館塾長です。

西京高校を受験する受験生にとって意外と盲点になるのが、検査2日目に実施されるコミュニケーション力検査です。

ちなみにいきなり余談ですが(笑)、高校入試ではよく「受検」という書き方がされますが、「受験」となにが違うのかについて気になった人はいませんか!?

正直どちらでもよいと思いますが、「受験」は「試験を受けること」「受検」は「検査や検定を受けること」を指すようです。公立高校の入試では、「学力検査」というのが正式な名称になるので「受検」の表記が用いられ、大学入試では、「入学試験」というのが一般名称ので「受験」が用いられるという解釈でよいと思います。

さて、それでは本題のコミュニケーション力検査についてまずは概要を確認しましょう。

西京高校 前期選抜 コミュニケーション力検査

前期選抜試験の2日目に実施。2日目はこの試験のみ。

放送文(日本語)を聞いて、要旨をまとめる問題と、それをもとにした意見を書くように求められる出題が続いています。

西京高校の配点まとめ
検査1 英語 150点
検査2 国語 100点
検査3 社会 50点
検査4 数学 150点
検査5 理科 100点
検査6 コミュニケーション力検査 50点

初日の合計550点に合わせて翌日のコミュニケーション力検査の50点が加算されます。

ここで注目すべきは、社会の配点とコミュニケーション力検査の配点が同じ50点であることです。

別の捉え方をすると国語が150点満点(検査2+コミュ)ともとれますが、

いずれにせよ対策をせずに試験に臨むのはかなり危険です。

それではその対策とは具体的に何をすればよいのか!?

まずはコミュニケーション力検査の概要を確認しましょう。

内容をもう少し詳しく知る

この検査は放送される日本語をメモしそれを要約し、意見の論述と2題出題される形式が前期初年度(2014年度)より続いています。

設問1 聞いた内容を、200字程度で要約しなさい。

設問2 内容についてあなたはどのように考えますか。筆者の意見を参考にして、あなたの意見を300字程度で答えなさい。

このような大問2題構成が2024年度までは続いています。

試験時間は40分で、放送が約10分程度なので残り30分で要約及び、自分の意見を300字書くというなかなかに時間制約の厳しい試験です。

コミュニケーション力検査対策は

正確に課題文を聞き取る力、そして聞き取ったものを要約する力が求められます。

課題文をいかに正確に聞き取りそれをメモるすことが出来るかがポイントです。

放送が流れる前には、本文の「注」や設問は確認することが出来るのでここで放送される文章が何についての文章なのかを推測するようにしましょう。

放送は2回流れます。

最終的には人によって取り組み方は各自のやりやすいようにすればよいと思いますが、おすすめは、1回目は話の大筋と筆者の主張/意見を把握することを意識してメモを取ることよりも理解することに力を注ぐ。

2回目はキーワードを意識しながら(採点する以上は必ずキーワードが入っているかどうかは採点項目に上がるはずです)メモをとっていく。

メモをするときに気を付けることは聞いた内容を全部メモしようと思わないこと。これまでの出題から説明的な文章(評論文)からの放送が出題されることはおそらく今後も変わりません。文章にある「具定例」と「筆者の主張」のうち後者を中心にメモをとることが肝要です。

過去の出題

令和3年度 パワポの功罪

令和2年度 20世紀的優秀さの終焉

平成31年度 常識の壁

平成30年度 グローバリストという思考停止

西京高校が入学する生徒に求めている内容をこのテストの題材に毎年選ばれています。所謂学校からのメッセージを試験問題に入れている個人的に好きなタイプの試験です。

 

コミュニケーション力検査対策はお任せください!

明秀館の短期講座を受講してください。過去問を題材にして実践的な演習及びその添削で本番の不安をなくしてテストに臨んでもらえるようにします。

演習問題の原稿は本番より早口で話しているので(塾長がすべて吹き込んでいます)、本番の音声はおそらく練習時よりもゆっくりに感じるはずです。実際の原稿の速度は僕は聞いたことはありませんが、受検した生徒の感想はみな一様に「塾長の吹き込んだやつの方が速かった。」と言っているのでおそらくこの感覚であっていると思います。

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