娘が「明秀館」にお世話になったのは高2の夏から、きっかけはパンデモモさんでした。私立大の附属高校に進学するため、親元を離れて城陽の親戚宅に下宿していた娘、高2の6月に風邪で処方された薬が合わず急性肝炎を患い、療養していました。通院付添のために富野荘を訪れた私はふど思い出しました。(この付近にパンデモモさんがあったはず…)SNSで見かけ「いつか行きたい」とチェックしていたパン屋さんです。店の場所を確認しようと向かったところ、立派な和風建築の「明秀館」が周囲でひときわ目を惹いていました。輝かしい進学実績につられてパンフレットを一部持ち帰りました。
小中9年間、空手に打ち込んだ娘ですが、高校進学後にやりたいことがなく、外部受験を考えながらも目標が定まらず、くすぶっていました。そんな娘に「明秀館」のパンフレットを見せたところ、環境を変えたいと考えていて興味を示したため、まずは見学をお願いし、体調回復後の夏に入塾となりました。
見学では塾長が「うちの(塾の)子たちは、みんな本当に良い子ばかりなんです!」と何度もおっしゃっていたことが印象に残っています。あまりに繰り返されるので、正直なところ「本当に?先生の前で猫をかぶっているのではなく?」と疑ってました。(すみません。)
あらかじめ「できること」だけでなく「できないこと」も明確に伝えてくださったのがとても誠実に思え、優秀な卒塾生の講師が揃っていること、自習環境が整っていること、そして現役で進路を決めるという強いお言葉に魅力を感じ、ぜひ娘をお願いしたいと思いました。
入塾にあたり、頑固娘が塾長についていけるのか心配でした。当初は、まあまあぶつかったこともあったようです。「言われたことをそのまま素直にできないと大学には受からない」というアドバイス、高2の夏からの遅いスタートで時間が限られていることを端的に伝えてくださったと頭で理解しつつ、のみこんで行動できるようになるまで少し大変だったようです。
親の心配をよそに、塾生や講師の皆様の助けもあって、娘はあっという間にとけこむことができ、塾が居場所となりました。先生が整えてくださった環境のおかげで、くすぶっていたエネルギーを勉強に向けることができました。
娘に居場所を提供していただき、心より感謝申し上げます。内部進学を捨て外部受験を選ぶことは大変な決断でしたが、何度も話し合い精神的に支えていただき、志望校に合格することができました。途中入塾した娘を温かく迎え入れてくださった皆様にも感謝しています。
卒塾を迎えた今、「うちの子はみんな本当に良い子ばかりなんです!」という塾長の言葉、そのとおりだったと実感しております。娘もその一員であることを心から誇りに思います。「明秀館」に通わせていただき、本当によかったです。ありがとうございました!