塾長のひとりごと

テストが返却された際の保護者の対応で今後が変わる

新年度最初の定期テスト期間ですね。テストが終わった後は保護者にとっても点数は気になるところですよね。

今日は定期テストが返却された際の保護者の方に気をつけてもらいたい(あくまでも明秀館塾長の観点としてですが)ポイントを伝えようと思います。

1番大切なことは、結果が出た時点で感情を露わにごちゃごちゃ言わない。

これに尽きます。

「なんで今回はこんな点数なの!?怒」

「高いお金を払って塾に行かしてるのに!怒」

「前回よりも点数が下がってるのはなぜ。本気でやってるの!?怒」

代表例みたいなのが上記です。

すべて結果に対して後からWHYを問うてます(それも感情的になりつつ)生徒は保護者の方の怒りが沈むのをやり過ごすべくしゅんとした表情を見せます。怒りの感情はエスカレートして一通り喚き散らしたら親の怒りメーターは下がります。

「これだけ言ったから今度こそは頑張るはず。」

自分としては子供のことを思っていったはずの言葉かもしれませんが、おそらくお子さんには何にも届かないし、むしろ百害あって一利なしです。本当に無意味です。

結果を見たらすることはそんなことではなく、まずはお子さんがその点数に対してどういう感情を持っているかを観察するところからスタートしましょう。そもそも、親の悪い=お子さんの悪いは一致しないことがほとんどです。

そして、平均点をしっかり確認しましょう。中学校の定期テストでも平均点が40点前半で、学年1位が70点の後半なんてこともありますよ。難易度も確認せずに点数だけを見てあれこれ言われた日にはお子さんからしたら「やってらんね。」という気持ちになることもあるでしょうね。

別に親にほめられたくて勉強するのは本来的には正しくないですが、それでも頭ごなしにあれこれ言われたらやる気もなくなりますよ。

では、具体的にどうすればよいか!?

塾に通っている場合ならその塾の先生に丸投げしてしまうのが一番です。

なんなら成績なんて見なくてもいいくらいです。繰り返しますが、テストの答案が返却されてその点数に対して落ち込んだり喜んだりは当事者の生徒が一番感じています。何も言わずに見守っていることで、「お母さん、今回のテストは自分なりに一生懸命やったけど、本番で緊張しすぎて頭が真っ白になった。」「時間配分を間違って最後までたどり着けなかった…」こちらが何も言わないことで本人なりに何が悪かったのかを考える間を与えられます。

そうは言っても、スイッチが入ってしまう保護者様はテストの結果はお子さんと一緒に居ないタイミングで見るようにするだけでも冷静に対処できる可能性が増えます。

不思議なことに口を出さないようにすればするほどお子さんは自分から点数やらなんやらを話してくるようになります。その時も「うんうん」と聞いておくことが大切で、アドバイスを求められてもいないのに先走ってあれこれ言わないようにすることがポイントです。