高校入試情報

城南菱創高校 普通科の目標偏差値は!?

山城通学圏で近年人気を継続している城南菱創高校の目標偏差値について書いていきます。

まずは、京都府高校入試の仕組みを簡単に説明すると、普通科の入試には主に2種類の入試方式があります。

前期選抜と中期選抜

前期選抜
実施時期:2月中旬
試験科目:英語・数学・国語・(面接)
合否の出し方:内申点135点+当日点(入試)150点(英数国それぞれ50点満点)
※実際には面接試験も配点に加わりますが、ここでは簡略化のため省略します。

中期選抜
実施時期:3月初旬
試験科目:英語・数学・国語・理科・社会
合否の出し方:内申点195点+当日点(入試)200点(各科目40点満点)

偏差値とは

普通科の偏差値の話に進む前に偏差値とはそもそも何っていうところを少し確認しておきましょう。

偏差値とは平均点に対してどれくらいの乖離(差)があるかという指標です。

偏差値 上位からの割合
65 6.68%
60 15.87%
55 30.85%
50 50.00%

 

合格の目安

ずばり、城南菱創高校の中期選抜合格目安偏差値は60です。通常、中期選抜は前期選抜に比べて合格の難易度が下がります。今回は中期選抜メインで書いていますが、前期選抜の合格目安偏差値は63とプラス3ポイントくらいをイメージしてもらえれば大きくずれることはありません。

合格の目安というのはこの偏差値があれば合格できるというよりはこれくらいの学力レベルの生徒以上がこの入試方式で合格する可能性が高いと理解してください。

偏差値を知るために

次に、自分のお子さんの偏差値を知るにはどうすればよいかについてお話します。中期選抜の出題形式に沿っているものを掲載しますね。

偏差値を知るためには以下の高校受験に対応した模試を受けることをお勧めします。京都府の入試に対応している模試で一般の中学生が受験できるものは以下になります。

五ツ木・京都模擬テスト会

出題形式は中期選抜の形式に近く、配点もそれに準じています。かつては、北大路模試という名前のものがこれに相当します。オンラインから個人の申し込みが可能です。中期選抜に向けてはこれが1番メジャーな模試です。

大阪進研 進研Vもし(京都Vもし)

基本的には学習塾専用模試となっていますが、公開会場にて「京都Vもし」という回は個人受験(塾に通っていない)のお子さんも受験可能です。

その他に、各中学校で実施される「校内実力テスト」も中期選抜を模した出題形式となっています。

校内実力テストとは

山城通学圏の各中学校では例年9月より校内実力テストが実施されます。
第1回 9月初旬
第2回 10月初旬
第3回 11月初旬
それぞれのテストが授業中に実施され、中期選抜の出題傾向に即した出題となっています。

校内実力テストは先ほどの模試の種類でも紹介しましたが、他のものと違うのは偏差値は出ないという点です。学校によっては平均点を公表してくれたりもしますが、非公表のところも増えています。校内平均点は学校のレベルごとに大きく異なりますが、100/200点が平均点の目安です。

偏差値は出ませんが、明秀館の塾生のデータをもとに目安を示すと、城南菱創高校普通科(中期選抜)に合格する生徒は160点/200点以上を9月、10月、11月に取り続けていると安心して受験に臨むことができると思います。