高校入試情報

嵯峨野高校

城陽市の進学塾明秀館です。今日は京都公立御三家の一角である嵯峨野高校について。

嵯峨野高校の歴史

平成8年4月に京都こすもす科が誕生します。

「こすもす」

秩序と調和をもつ宇宙・世界

京都から世界に羽ばたき国際社会のさまざまな分野でリーダーとして社会貢献できる人間の育成を目指す。

こんな意味が込められているそうです。

ちなみに、校是は「和敬」「自彊」「飛翔」です。

アクセス

城陽市からのアクセスは近鉄を利用する場合だと京都駅からJR山陰線に乗り換えて太秦駅で下車。JRを利用する場合でも同様に京都駅で山陰線に乗り換えです。

太秦駅からは徒歩で5分ほど住宅街をテクテクと歩いていきます。そんなに勾配はない平坦な道なので体感的にはそんなに遠くは感じません。

実際に僕自身も駅と嵯峨野高校を往復して歩いてみての感覚です。

コースとラボの取り組み

普通科と専門学科が置かれています。城陽市からは普通科は受験できません。

専門学科には共修コースと専修コースがあります。それぞれ簡単に言うと共修=文系、専修=理系くらいと考えてもらえればと。

また、専門学科では「探究活動」というものがあります。

専修コース スーパーサイエンスラボの研究テーマの例としては、

「炭酸水中での音の伝わり方」
「アルコールVS食塩~水をめぐる戦い」
「土壌侵食と雨滴強度」
「アゾ化合物の色について」
「校有林への動物侵入の影響」
「水力発電における水車形状と起電力の関係について」
「公共交通機関と人口推移の相関」
「蜃気楼の再現」

などがあるようです。

一方、共修コースのアカデミックラボ(普通科も参加)の研究テーマ例は

「ちゅう源氏と巡る 源氏物語京都スタンプラリー」
「効率的な部屋掃除を実現する~掃除ロボットの移動方法とは~」
「電子レンジによるオーロラの再現~太陽風をそえて~」
「コロナ禍を切り抜けよう!~混雑を回避した外食を~」
「研ぐ ~料理の要・包丁~」
「駐車場革命~世界一の自転車共存年を目指して~」
「そうだ 町家、行こう~地域と町家を守るため」
「運動の記録と音楽の関わり~サウンドとともにさあ運動しよう!~」

など。

部活動

(体育系)剣道・バドミントン・公式野球・バトントワリング・サッカー・女子バレーボール・サッカー・女子バレーボール・水泳・ラグビー(個人)・卓球・陸上競技・ソフトテニス・ソフトボール・バスケットボール・ワンダーフォーゲル

(文科系)演劇・華道・美術・文芸・軽音楽・茶道・放送・将棋・写真・吹奏楽・コンピュータ・狂言・サイエンス・ESS・工芸・小倉百人一首かるた

部活加入率も90%を超えるようです。

京都こすもす科<前期選抜>

配点比率

「独自学力検査」400:「報告書」100:「面接」25

独自学力検査の配点と検査時間
国語 50分・100点
英語 50分・100点
数学 50分・100点
社会 40分・50点
理科 40分・50点

時間割

8:55 集合
9:30-10:20 国語
10:40-11:30 英語(リスニング
11:50-12:40 数学
休憩
13:35-14:15 社会
14:35-15:15 理科
15:35- 集団面接

城陽市から嵯峨野高校に進学する生徒は

東城陽、西城陽、南城陽、北城陽、城陽この5校の中学校から例年0名~1名が平均的な合格数になります。今年(令和4年度入試)に東城陽中学校から1名のみが合格しておりますが、これは明秀館の生徒です。

各中学校から多くて2人ほど、少ない年は0名になる。これが京都府公立最難関高校のレベルです。学校の定期テストレベルの問題が解ける、通知表がオール5になる=合格とはなりません。

一方で、よく勘違いされていますが、「通知表がオール5でないかと嵯峨野には行けない!」

そんなことはまったくありません。

上記の配点比率をよく見てください。

独自学力検査と報告書の割合は400:100つまり4:1。

当日のテストを最大限に評価してくれる入試形式なんです!!

また、堀川・西京と比較してみると、嵯峨野は英語と国語を高得点、数学は(年度にもよるけれど)比較的易しい、理科と社会は配点の割合が低いことと難易度が残り2校に比べると基礎的な問題が多いことがあげられます。

お子さんを嵯峨野高校に合格させたい保護者様へ

まずは、お問い合わせフォームよりご連絡をください。

お子さんの現状を伺わせていただいた上で提案できることがあると思います。

お子さんの成績アップのきっかけはいつでも保護者様の行動からです!