塾長のひとりごと

日常の小さな差の積み重ね

教室での生徒の様子を見ていると学力と生活意識の相関がかなり如実に表れるのを感じます。

一部の子はこの枠に当てはまらないことは予め断りを入れておきますが、真ん中くらいの子が上位に行くためには勉強時間だけをいくら伸ばしても何の解決にもなりません。(まあ、その勉強時間の量が生活意識とリンクするケースが多いのですが)

教室に来てから学習を始めるまでの時間

食事をしにいったん教室から帰って戻って来るまでの時間

時計を見上げるタイミング

この3つだけをチェック項目にしても意識ができません。

実際には、こちらが各生徒に伝えた時は瞬間的に治りますが、本人にそれが原因だと気づいてもらうには至りません。

日数をおいて、タイミングを見て伝わりそうなときに伝わりそうな言葉や言い方を選んでようやく前回よりも少しだけそれが改善されます。その時でも本人の意識ありきです。

上位に行けばいくほどこういったことはオートマティックにやれます。意識をしなくてもその作業に意味があるのかないのかを感じることができます。

繰り返しになりますが、本人の中ではそこが(こういった生活意識の差、行動意識の差)学力に直結しているのがわからないことです。叱るような言い方で繰り返しても意味はありません。

100回くらい伝えて運がよければ伝わるくらいと思っておいてくださいね。それもタイミングを最適なものにしたとして。