マイペースな我が子をどうやって勉強に向き合わせたものだろうかと悩んでいた時、知人に明秀館を紹介して頂きました。中1の春のことです。
その後初めて見学に伺った際に見た光景は、いい意味で衝撃的でした。
整理整頓が行き届き、たくさんの本に囲まれた空間。
ここで3年間を過ごすことができたら、この子はどれだけ成長するのだろう?
もうここに入塾して学ばせてもらうことしか考えられませんでした。
そしてそこから3年間、娘は人が変わったように勉学に励み、ゆっくりですが少しずつ着実に成績も実力も「底上げ」していきました。
塾長は「お母さんは黙って見守っていて下さい」とよくおっしゃいました。
何百人もの生徒を送り出してきた塾長の言葉ですから、信じて実行しようとは思うのですが、これが一番難しく、「勉強しなさい!」「早く塾に行きなさい!」という言葉が口をついて出てしまうこともしばしばありました。
そしてそれは常に逆効果でした。
ある時、こうなったら母親の私も受験期を楽しんでやろう!というポジティブな気持ち(開き直りかもしれませんが)に切り替え、食事と体調管理だけに徹するようにしました。
娘が話しかけてきたら耳を傾けて聞くことだけを最優先にして。
するとすっと気が楽になり、受験直前はむしろワクワクした気持ちで見守ることができました。
最終的に志望校を決める際、娘が「これまでやってきたことを無駄にしたくない」と自らの意志を貫いた時も「受験がたとえ失敗に終わったとしても、今までやってきたことに無駄なことは何一つない。失敗を恐れず思う存分やったらいいよ」と娘を後押しすることができました。
結果はどうでもいい、この子がここまで成長できたのだから。そう思えたのです。
雨の日も風の強い日も塾に通い続け、勉強以外にもたくさんのことを学び、得ることができ、娘は一回りも二回りも成長しました。
特に本が好きな娘は、小説からマンガまで好きな本を自由に読める休憩時間が息抜きになっていたようです。
塾長や講師の先生方との雑談や同級生たちとのゲームの時間もとても楽しんでいました。
勉強はもちろんしっかりやりますが、勉強だけでない所が明秀館の魅力です。お忙しいスケジュールの中、クリスマス会を開いて下さったのもありがたかったです。マイペースで気難しい娘でしたが、お陰様で3年間通い続けることができました。
そして高校に合格し、ほっとしたのも束の間、もう既に新たな目標に向かって歩み始めています。
コロナ禍の中での受験でしたが、明秀館は常にコロナ対策を万全にして下さっており、安心して子どもを通わせることができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。