近鉄富野荘駅から徒歩3分。進学塾明秀館です。
今回は現在中3の保護者の方に読んで欲しい内容です。
タイトルの7分の2。何かわかりますか?
これは高1の子で指定校推薦に向けて換算される成績がどれだけ決まるかです。今回の期末テスト(1年の2学期期末)が終わったところでいう意味で。
指定校に反映される成績は3年の1学期終了まで。3学期生の学校を基本とするなら、
1年1学期
1年2学期
1年3学期
2年1学期
2年2学期
2年3学期
3年1学期
この7回が分母になります。もちろん実際にはそれぞれの学期に定期テストは2回あります。(3学期は1回のみのところも)
7分の2ってもうすぐ半分の折り返しですよ?!
指定校に必要なのは評定平均です。大切なことなので評定平均です!
平均ってそんな簡単に変わらないですよ。
先行逃げきりが基本だと考えています。
例えば、1年生が終わった時点でA君は5、Bさんは3だと簡略化して考えると、
A君が2年生のみの通知表が4だとすると平均は4.5
一方、B君は2年生になってから定期テストの勉強を頑張って取り組み、その成果も出て5になりました。1・2年の平均は4です。
勝負は3年生1学期とはなりません。
A君はそのまま無難にまとめて4となったとしましょう。5 4 4.5で4.5
B君は3年生も気合で成績をとりきって5!3年間の平均は3 5 5 で4.3になりました。
B君のほうが見た目的には追い上げた感じがしますよね?
でも、実際はA君は希望の大学に進学し、B君は思っていたところよりもかなり低いところに進学しました。
もちろん、低いというのはあくまでも偏差値の話だと思ってもらい、特定の大学が良いとか悪いとかそういう話はまた別問題で。
補足になりますが、私立高校と違い公立高校の多くは指定校推薦は第一希望しか出せません。少しずつ前までは第二希望まで書けるところが多かったのですが、ここ2年くらいで一気に減りました。二次募集は枠が余っている場合は希望を出せますが、みんなが行きたいような大学はほぼ一次募集で埋まります。
繰り返しになりますが、指定校推薦を狙うにはしょっぱなの7分の1をどれだけしっかり見据えて行動できるかどうか。
そのためには、保護者がある程度こういったことに対してアンテナを張らなければいけません。お子さんが自発的にこういった情報を集めて、かつ高校に受かってすぐから「指定校に向けて1回目が大切」とか考えるのは無理があります。
もちろん明秀館ではこのあたりをその子の性格に応じてサポートしてますけど、高校部からお問い合わせいただいた方は、そもそも指定校の仕組みについてきちんと理解されてなかったり、最悪知らなかったり…
目の前の高校入試で視野がそこにだけ向いているとは思いますが、自分のお子さんが高校に入学したあとにどんな風に勉強に対して向き合っていくのかを想像することは大切ですね。